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老いの準備しませんか?

2017/03/02

 

 

 

老いの坂道

 

今日は🎶セはセレマの〜のCM でおなじみの冠婚葬祭ceremaは東津山シティーホールさんにお招きいただきました。

本日はわたくしの11年間に渡る介護福祉業界での実体験と、関わらせていただいたたくさんの方の生き様を参考にお話しさせていただいた「老いの準備」。介護保険の利用についてもそうですが、自分がどう老いていくのか?に不安を募らせるより、どうすれば自分は「幸せ」「楽しい」「居心地い」と感じるのかを知る方が大切。

老いの坂道は頂上に辿り着くまでは不安と心配事に満ち、下りは驚くほど早く、途中で立ち止まったり考える時間もないほど…

 

認知症の別名は「寂しい病」

 

忘れてしまいたい事はさておき、覚えておきたい大切なことですら記憶できない認知症。各メディアで報道されているように2025年問題の一つとして、認知症者が全国700万人を超えると予想。実に65歳以上の人5人に1人が認知症を患うと言われています。介護業界においても認知症の方への対応方法や支援内容を勉強する機会が増えてきました。

多くの人は定年を迎えると退職して社会的な役割を終えます。家庭においても子どもが成人し独り立ちすると親としての役割のあり方が大きく変わります。自分を必要とされている場面がなくなり、誰かにあてにされたり頼られることがなくなると突然孤独感が襲ってきます。そうです寂しいのです。

脳は一つ一つ機能を停止してしまいます。曜日や時間を覚える必要もなくなり、手順や段取りを想定することもなく、ドキドキもワクワクもなくなると必要最低限の生命を維持する機能だけを残して静かに他の回路を遮断してしまうのが認知症だと思うのです。

いくつになっても誰かに頼られたい、役割を担いたいと思うのは全ての人に共通して言える欲求です。

 

うちのデイサービスに来ていた清子さん

 

他県から縁あって香川に夫婦で引っ越してきた清子さんは72歳でした。老人性鬱を患い慢性的に血圧が高いという状態で初めてうちのデイサービスに来られた時は、本当に目がうつろで弱々しい声で話すのが何とも辛そうでした。

亭主関白なのに奥さんの清子さんがいないと何もしないご主人と2人暮らしでしたが、デイでもなかなか他の方と打ち解けられず笑顔でお話をしていただけるまでずいぶんと時間を必要としました。

彼女の趣味は手芸と料理。自分でも「私は食いしん坊だから美味しいものが食べたくて作るの」と言うくらい、作った料理を誰かが「美味しい」と言ってくれるのが何よりの喜び。

うちのデイサービスにくる目的を作ろうと思い、調理担当の方と同じエプロンをお貸しして、「明日から清子さんと同世代の人が食べたい料理を一緒に作って欲しい」と調理補助のお手伝いをお願いしました。

それまでは朝お迎えに行っても重い腰をあげてしぶしぶ送迎車両に乗り込む清子さんでしたが、職員も含め30人分の食事を作る仕事の一旦を担うとわかってからは、エプロン姿でお迎えの車を玄関で待ってくれているという変わりぶり(笑)衛生面や料理の実力など若干の不安もありましたが、初日に作ってもらった筑前煮が大好評ですぐにみんなから「美味しかったよ、ありがとう」の笑顔が溢れました。

いくつになっても誰かの役に立っているという実感、周りが頼りにしてくれているという責任感が人を喜ばせ、生きる気力へとつなぐのです。

それからの清子さんは数年後脳梗塞を患うまで、毎回調理場に立ち続けてくれていました。

 

話を聞いてみる

 

ちょっとテーマに気になることがあれば、ぜひ聞きに来てください。ご自宅のことをこちらから聞き出したりはしませんので、気軽に参加してください。どんなに専門家がいても、子供さんとむきあっていくのはお母さんです。ですからなにか、お母さんのヒントになればいいと思っています。

 

 

 

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